令和7年度日本語教員試験

令和7年度の登録日本語教員試験(通称:日本語教員試験)の実施要項が発表されました。
このチラシだけを見ると、「養成課程が修了していないと受験することは出来ないよね…」と思ってしまいますよね。
でも、実はそうではないんです。
この「日本語教員試験」は、日本語教員試験の出願時に養成課程在籍中であり、まだ修了していない=「修了見込み」の場合でも、受験が可能なんです。
それも、「基礎試験免除」で「応用試験」のみの受験が可能です。
修了見込みの方が応用試験を受験し、その結果が合格基準をみたしている場合は「仮合格」の扱いとなり、試験を受けた翌年の4月末までに文部科学省に養成課程の修了証書を提出すれば合格証書が発行されます。提出されなかった場合は、残念ながら、合格は取り消されます。
ご参考までに、令和6年度「日本語教員」試験では、「試験ルート(基礎試験と応用試験の両方を受験)」の受験者数は3,681名。そのうち、試験別の合格者数は、
(基礎試験合格者)323名(合格率@8.8%)
(応用試験合格者)322名(基礎試験合格者のみが受験可能・合格率@99.7%)
基礎試験で、かなりの方が不合格となってしまっています。それだけ、基礎試験が難しかったようです。
そんな難しい「基礎試験」が免除になるのですから、養成課程在籍中に試験に挑戦してみるのも日本語教師への近道かもしれません。
修了証書の提出が「試験を受けた翌年の4月末まで」という要件がありますので、どなたでも在籍中に受けられるというわけではないかもしれませんが、ご自身の学習終了予定が修了証書提出の要件を満たせるのであれば、是非受験してみてください。