コース概要

1年~2年間、日本語を系統立てて勉強できるコースです。全校を通して日本語能力試験対策を行い、希望進路に向けた専門コースや、選択・特別授業を開講しています。
日本の文化授業(茶道、華道、書道、料理、アニメ、漫画、将棋、邦楽、武道等)を通して日本の真髄に触れることができ、文化祭、スピーチコンテスト、漢字相撲、日本の歌祭等の全校行事や、日本の幅広い年代の若者達との定期交流により、日本語を楽しく学ぶ機会をたくさん用意しております。在留資格は留学生資格であり、資格外活動許可を取れば週28時間を上限としアルバイトに就くことができます。
校舎は天神川キャンパス、西院キャンパス、西京極キャンパスになります。

受講生アンケート

  • 先生の教え方がよかった 98%
  • 先生が質問によく答えてくれた 97%
  • よく進路相談にのってくれた 92%
日本語能力が伸びた 95%
学習環境がよかった 98%
事務の対応がよかった 96%
総合満足度
(この学校を紹介したい)
93%
  • 当社学生アンケートの結果より

コース詳細

進学課程

⽇本の⼤学、⼤学院、専⾨学校等への進学を⽬的とされる⽅に向けたコースです。

レベル

初級Ⅰ・Ⅱ、初中級、中級Ⅰ・Ⅱ、上級

レベルについて

読む 書く 聞く 話す(会話) 話す(発表)
初級Ⅰ その日のできごとや、身近な話題の文章が読める。短い簡単なお知らせを読み、指示内容が理解できる。 ひらがな、カタカナを使って自分自身、国、家族について、簡単なことばや表現で書くことができる。 買い物するときの会話など決まった言い方や指示が聞き取れる。2人の簡単な短めの会話が理解できる。 自分のこと、身近な話であれば質問に答えたり、聞いたりと簡単なやりとりができる。相手に簡単な依頼、誘いができ、それらに応じることができる。 自分自身、家族や友だちのような身近な人、生活している場所、またそれらの様子について簡単なことばで述べることができる。
初級Ⅱ 自分に関係のある内容の文章が読める。日常生活でよく見られるお知らせから指示内容、必要な情報が正確に読み取れる。 日常よく使う基本的な漢字を使いながら、個人の経験、願望、身近なものについて書くことができる。 駅のアナウンスや天気予報など、日常生活に必要な情報が聞き取れる。身近な話題の会話であれば理解できる。 日常でよくある状況での会話、決まったやりとりができる。相手に提案、謝罪、また許可を求めることができ、それらに応じることができる。 自分の国や日常について説明ができ、気持ちや意見を簡単にまとめて述べることができる。
初中級 中級Ⅰ 日本社会や文化、考え方、また身近で社会的なテーマの内容が理解できる。文に出てくる人物の気持ち、人間関係、そのメッセージが読み取れる。 身近な話題について、自分の意見を理由や経験、具体的な例を入れて書くことができる。客観的な説明文を書くことができる。 初めて行く場所でも初対面の人でも共通語なら聞き取れる。一方的な話であってもその内容がだいたい理解できる。 旅行先のように日常から離れた状況、また初めて会った人とでも問題なくやりとりができる。身近なテーマについてその問題の原因や解決策を話し合うことができる。 経験やできごと、希望、夢について、また状況や物事の様子を詳しく述べることができる。身近なテーマについての自分の意見をスピーチ等で簡潔に発表できる。
中級Ⅱ 社会事情や時事問題も入った様々な内容、また自分の専門分野の内容がだいたい理解できる。話の展開を考えながら、筆者が伝えたい内容や情報、意図、主張が理解できる。 社会で話題になっていることや自分の専門分野について、レポートを含め説得力のある論理的な文章を書くことができる。 高等教育の場での講義、スピーチ、プレゼンテーション等の内容が聞き取れる。口語的かつ、様々な世代の人の日本語が聞き取れる。たいていのテレビの内容がだいたい理解できる。 幅広い話題について、流暢に自然にその場にふさわしい日本語でやりとりができる。身近なテーマの議論に参加し、正確な文法で相手の意見を認めつつ、自分の意見を説明することができる。 社会的に話題になっていること、自分が関心を持っていることについて客観的、多角的な視点で考え、説明や意見を述べることができる。
上級 社会的、専門的な様々な内容、また抽象的な内容であっても詳細な点まで理解できる。自身に置き換えたり、比較したり、また、文章の豊かさ、新鮮さ、おもしろさを感じながら読むことができる。 現代社会の国際的な話題、専門的な内容等について、引用、要約したものを適切に組み込みながら、首尾一貫した文章を書くことができる。 専門的な論文発表や答弁、政治的な内容であっても必要な情報が聞き取れる。映画を含むあらゆるテレビの内容が容易に理解できる。 公的でも私的でも話題に応じた幅広い分野の語彙が使いこなせ、相手の反応をみながら臨機応変に適切にやりとりができる。 専門的で複雑なテーマについて明瞭で説得力のある持論が展開できる。聴衆からの質問を含む発言にも自然に対応できる。
入学時期

2年コース:4⽉
1年9ヵ⽉コース:7⽉
1年6ヵ⽉コース:10⽉
1年3ヵ⽉コース:1⽉

募集期間

2年コース:
9⽉1⽇〜11⽉30⽇
1年9ヵ⽉コース:
12⽉1⽇〜2⽉28⽇
1年6ヵ⽉コース:
3⽉1⽇〜5⽉31⽇
1年3ヵ⽉コース:
6⽉1⽇〜8⽉31⽇

授業時間

午前クラス:9:20〜12:30
午後クラス:14:00〜17:10

クラスはプレイスメントテストで決定

一般課程

日本・母国での就職、あるいは日本文化を中心に学びたい方に向けたコースです。

レベル

初級Ⅰ・Ⅱ、初中級、中級Ⅰ・Ⅱ、上級

レベルについて

読む 書く 聞く 話す(会話) 話す(発表)
初級Ⅰ その日のできごとや、身近な話題の文章が読める。短い簡単なお知らせを読み、指示内容が理解できる。 ひらがな、カタカナを使って自分自身、国、家族について、簡単なことばや表現で書くことができる。 買い物するときの会話など決まった言い方や指示が聞き取れる。2人の簡単な短めの会話が理解できる。 自分のこと、身近な話であれば質問に答えたり、聞いたりと簡単なやりとりができる。相手に簡単な依頼、誘いができ、それらに応じることができる。 自分自身、家族や友だちのような身近な人、生活している場所、またそれらの様子について簡単なことばで述べることができる。
初級Ⅱ 自分に関係のある内容の文章が読める。日常生活でよく見られるお知らせから指示内容、必要な情報が正確に読み取れる。 日常よく使う基本的な漢字を使いながら、個人の経験、願望、身近なものについて書くことができる。 駅のアナウンスや天気予報など、日常生活に必要な情報が聞き取れる。身近な話題の会話であれば理解できる。 日常でよくある状況での会話、決まったやりとりができる。相手に提案、謝罪、また許可を求めることができ、それらに応じることができる。 自分の国や日常について説明ができ、気持ちや意見を簡単にまとめて述べることができる。
初中級 中級Ⅰ 日本社会や文化、考え方、また身近で社会的なテーマの内容が理解できる。就職活動の際、自分が希望する分野の企業の基本的な求人情報(条件、待遇、仕事内容等)が読み取れる。 身近な話題について客観的な説明文を書くことができる。就職活動の際、基本的な履歴書、簡単な志望理由書、メールを書くことができる。 初めて行く場所でも初対面の人でも共通語で明瞭な発音であれば、聞き取れ、就職面接の際、自分自身についての基本的な質問が聞き取れる。 旅行先のように日常から離れた状況、また初めて会った人とでも問題なくやりとりができる。面接で自分自身の質問に対して基本的な受け答えが丁寧にできる。 国での経歴、自分の強み、長所短所を入れた自己アピールができる。その企業を志望した理由を述べることができる。
中級Ⅱ 社会事情や時事問題も入った様々な内容、また自分の専門分野の内容がだいたい理解できる。話の展開を考えながら、筆者が伝えたい内容や情報、意図、主張が理解できる。志望する企業のHPの内容が理解できる。 社会で話題になっていることや自分の専門分野について、レポートを含め説得力のある論理的な文章を書くことができる。就職活動の際、自己アピールを含んだ履歴書、説得力のある志望理由書、ビジネスメールを書くことができる。 就職説明会や会社訪問での日本語、またビザや労働条件に関する内容が聞き取れ、だいたい理解できる。就職先での業務説明や指示がだいたい理解できる。たいていのテレビの内容がだいたい理解できる。 日本企業での幅広い話題について、また電話対応でも流暢に自然にその場にふさわしい日本語でやりとりができる。日本企業の文化、日本人の特性を理解した上で、会議等で正確な文法で相手の意見を認めつつ、自分の意見を説明することができる。 社会的に話題になっていること、自分の専門や関心を持っていることについて客観的、多角的な視点で考え、説明や意見を述べることができる。志望した企業で何がしたいか、何ができるのかを述べることができる。
上級 社会的、専門的な様々な内容、また抽象的な内容であっても詳細な点まで理解できる。就職先で企画書作成に必要となる専門的な内容の文章が理解できる。 現代社会の国際的な話題、専門的な内容等について、引用、要約したものを適切に組み込みながら、首尾一貫した文章を書くことができる。就職先で必要な報告書や企画書が作成できる。 専門的な論文発表や答弁、政治的な内容であっても必要な情報が聞き取れ、その内容が理解できる。就職先での会議、企画説明等が理解できる。映画を含むあらゆるテレビの内容が容易に理解できる。 職場でも私的でも話題に応じた幅広い分野の語彙、敬語が正確に使いこなせ、相手の反応をみながら臨機応変に適切にやりとりができる。 専門的で複雑なテーマについて明瞭で説得力のある持論が展開できる。就職先で社員が十分に理解できるような企画書のプレゼンテーションができる。
入学時期

2年コース :
4⽉/7⽉/10⽉/1⽉

募集期間

4⽉期:9⽉1⽇〜11⽉30⽇
7⽉期:12⽉1⽇〜2⽉28⽇
10⽉期:3⽉1⽇〜5⽉31⽇
1⽉期:6⽉1⽇〜8⽉31⽇

授業時間

午前クラス:9:20〜12:30
午後クラス:14:00〜17:10

クラスはプレイスメントテストで決定

専門コース(選択必修授業)

進学課程・一般課程の中級以上の学生は金曜日の1~4コマ目において、下記から1つコースを選択し受講します。
自身が希望する各コースにおいて、より掘り下げた知識を学び、身に着けることができます。

アドバンス アカデミックコース
(特進)

対象

大学院、大学、専門学校への進学を目指す学生

幅広いジャンルの有名作品や時事ネタを題材に、読解力の向上と入試を想定した会話表現力の向上を目指します。

アドバンス ビジネス コース
(就職)

対象

「技術・人文知識・国際業務」、「特定技能」の在留資格による就職を目指す学生

ビジネス日本語講座に加えITスキル、ビジネス文書作成、インターンシップ等により社会人に必要なビジネス専門能力の向上を目指します。

カルチャー・アート コース
(文化芸術)

対象

日本の歴史・文化・芸術・美術・武道について深く研究を進めたい学生

茶道、華道、書道、料理、着付け、武道、アニメ、美術等を学び、体験することで日本文化への理解を深めます。

選択授業(選択任意授業)

大学進学希望者向けに週1回、下記の講座が開かれており、大学進学を希望する学生は入試に必要な、日本語以外の科目を学ぶことができます。

科目

英語 / 数学 / 総合科目 / 美大受験対策

特別授業(選択任意授業)

長期休暇においては、特別講座を開講しており、希望学生はそれぞれの講座に参加し、自身のさらなる能力向上をはかることができます。

講座

JLPT対策講座/ EJU対策講座 / 基礎数学講座 / 就職対策講座 / 特定技能対策講座

年間スケジュール

京都民際日本語学校では、年間を通じて日本語を楽しく学び、様々な人と交流できるイベントを用意しています。
京都の学校ならではの、魅力的な観光地に行き、日本の文化に触れることができます。

  • 4月 4月生入学式
    漢字ずもう(春)
  • 5月 校外学習(春)
  • 6月 中間試験
  • 7月 祇園祭り
    7月生入学式
    漢字ずもう(夏)
  • 8月 校内進学説明会
    スピーチ大会
  • 9月 期末試験
  • 10月 全校BBQ
    10月生入学式
    漢字ずもう(秋)
  • 11月 校外学習(秋)
  • 12月 もちつき
    中間試験
  • 1月 成人式
    1月生入学式
    漢字ずもう(冬)
    ビブリオ大会
  • 2月 期末試験
  • 3月 校内進路説明会
    卒業式

募集要項のダウンロード

詳細な募集要項のPDF版をダウンロードできます。言語を選択してダウンロードしてください。

※「Aグループ」「Bグループ」について
それぞれの国は、入国管理局によってAグループ・Bグループどちらかに分類されます。
分類されたグループによって、募集要項の内容が異なります。
自分の国がどちらのグループに分類されるかは、 右記よりご確認ください(グループ分類 日本語 / 英語)。

出願から入学までの流れ

  1. 出願
    1. 01:募集要項説明

      必要書類の説明およびチェックをします。

    2. 02:面接

      志願者と身元保証人の面接をします。

    3. 03:願書送付

      願書を送付いただきます。選考料として33,000円が必要です。

  2. 審査
    1. 01:学内審査

      京都民際日本語学校が、学内審査合格者の書類を出入国在留管理庁に提出します。

    2. 02:在留資格認定

      出入国在留管理庁が審査を行います。審査には3ヵ月かかります。
      認定者には在留資格認定証明書が発行されます。また認定されなかった学生には不交付理由書が発行されます。

  3. 学費入金
    1. 01:学費のご請求

      京都民際日本語学校が、在留資格認定証明書コピーならびに請求書を発送します。

    2. 02:学費の振込

      期日までに、学費をお支払いいただきます。

    3. 03:在留資格認定書発送

      入金を確認後、京都日本語学校が在留資格認定書の原本を発送します。

  4. ビザ発給
    1. 01:ビザ交付手続き

      在外日本公館にて、パスポート・在留資格認定書・入学許可書等を持参し、ビザの交付手続きを受けて下さい。

      ※在留資格認定証明書の有効期限は3ヶ月間です。

  5. 来日/入学
    1. 01:入学式

      入学式までに来日し、プレイスメントテストを受けてください。

      4月入学生 4月10日頃
      7月入学生 7月10日頃
      10月入学生 10月10日頃
      1月入学生 1月10日頃

  6. 入学おめでとう!

奨学金情報

本校には、現在下記の4種類の
奨学金があります。

文部科学省外国人留学生学習奨励費
(日本学生支援機構)

  • 支給期間

    1年間

  • 支給金額

    月額30,000円

  • 支給人数

    1〜2名(今後増加する可能性あり)

  • 対象

    入学後6か月以降で日本での進学を目指す留学生

京都民際日本語学校
後援会奨学金

  • 支給期間

    1年間

  • 支給金額

    月額20,000円

  • 支給人数

    1~2名(今後増加する可能性あり)

  • 対象

    入学6ヵ月以降の留学生

京都民際日本語学校奨学金

  • 支給期間

    6ヵ月

  • 支給金額

    月額10,000円~15,000円

  • 支給人数

    1~4名

  • 対象

    入学6ヵ月以降の留学生

神田静奨学金

  • 支給期間

    3か月の学費免除

  • 支給金額

    15万円相当

  • 支給人数

    各学期1名(年4名)

  • 対象

    2年生

  • それぞれ4種類の奨学金は全て返済義務がありません。
主な審査基準
  • (1)出席率が95パーセント以上
  • (2)授業態度、提出物評価が優秀であること
  • (3)学業成績が優秀であること

その他、それぞれに定められた奨学金規定があります。
非漢字圏の学生は「書く(文字、表記)」の項目を1段階高く評価する等、全世界の学生に公平な機会があるように考慮しています。